2017年4月2日日曜日

訪問マッサージの不正例について

 訪問マッサージの不正についていま業界ではかなり話題になっています。

訪問日数水増しは明らかな問題なのですが、中には

「それはだいぶうっかりしてるね……」

という状況のものも散見されます。私自身が実際にかかわった例ですが

1、同意書を患者様本人が医者に書いてもらっていないパターン

同意書は本人が受診してもらわなければなりません。便利だからと言って「継続同意書」等で処理してはいけません。

もし、医師と患者とマッサージ師の間で合意が取れていたとしてもあくまでローカルルールの域を出ないので同意書は本人が取得するのが原則です。

歩行が困難だから仕方なかった!と抗弁した方もいらっしゃいますが定期受診時にもらえばいい話です。定期受診しないとそもそも療養マッサージは受けられないのです。

2、すでに歩行可能なところまで回復しているにもかかわらず、訪問マッサージを続けている。

これは、もう訪問マッサージの「通院が不可能である状態」がそもそも満たされていないので問題外というか、完全に故意です。
 これについては複数のマッサージの先生から「これをやったら確信的」と回答をいただいています。いただくまでもなく問題ですが。

ただ、上記二例とも漫然と施術をしていたり利用者と距離が近くなってしまったりするとつい見過ごしてしまいがちなのです。

このときに一番やり玉にあがりやすくスケープゴートにされやすいのが、マッサージ師であるというだけの話です。