2018年12月8日土曜日

駐車場を自作する03

こんにちは森崎です。

農作業用に使っている防草シートは安くて、張りやすくとても便利です。真っ黒ですが。

今回は整地の記事です。

ここからは本当に参考程度にしていただきたいのですが、一般に駐車場は

自動車の重量に耐えるための地固めが必要です。そして土の流出を防ぐための工夫も必要です。

新作タンパーです。これも廃材ですが、薪にされそうなところを救出して第二の人生をうちで歩むことになりました。
タンパー一号と共に頑張ってもらいます。


整地前。畑のラインを作っただけです。左側に見えている防草シートは奥の自転車小屋から自転車を取り出す際に泥だらけになるのを防ぐ目的で敷いてあります。



この部分も車が出入りできないので整理します。


バンバン叩いて縁石も玉竜とハーフ煉瓦でコンクリ部分と高さをそろえました。



防草シートを敷き詰めてまずは終了。これで雨が降ったときに泥が流れ出さないか確認するため、しばらく置いておきます。

まだ注文した、ゴムマットが届いていないのでここから先は次回に。

2018年12月7日金曜日

駐車場を自作する02

 こんにちは森崎です。

 今回は実際の作業に入ります。

 もともと庭の畑部分をつぶして自動車を置く理由は、来客が多いからです。

 私たち夫婦は鍼灸マッサージ院と出張中心の整体院、また自宅に介護事業の事務所を置いているため来客用の駐車場を開けておかなければなりません。

 その関係上、往診や自家用に使う車は別の場所に置きたいので、奥の庭部分をつぶすことにした次第です。

 というわけで実際

前回の記事の畑部分を削っていきます。

右手前に見える杭から置くまで水準用のひもを引っ張ってまっすぐに削っていきます。
砕石を入れないとは言っても一応畑部分が侵食してこないように
「うねたろう」(田んぼの防水用の衝立?)と
「園芸用ブロック」(中古住宅なので前の家主が置いていったものを再利用)

これで境界線を作っていきます。


こんな感じです。左側のスコップ手前に見えるのは自作のタンパーです。
廃材利用ですが非常に重たく引っ越し当初から愛用しています。4年目の使用です。

ここでは畑部分の土留めのみを意識して作っています。

次回は整地です。

2018年12月6日木曜日

駐車場を自作する01

こんにちは森崎です。

今年も冬の庭改造です。

今回は駐車場を自作します。

一応例によって例のごとく駐車場を自作した方々のブログや建築関係のサイトを調べてみました。

が、

私は割りと気まぐれに大規模改装をしてしまう性格だというのが家を購入してからわかったので、あまり参考になりませんでした。

参考にならない理由は


上の写真の通り一旦は駐車場にするけれど、もしかしたらまた畑に戻すかもしれない可能性があるからだからです。

そこで多くのサイトで書かれている。

タンピングをして地面を固めた後、砕石もしくはコンクリを入れてしまうと「あともどり」ができない事が問題でした。

しかしながら、購入予定のミライースは650キロです。さすがに地面を固めないと沈むことは確実です。

というわけで仮設駐車場やイベント会場でよく使用されているゴムマットに目を付けました。

候補に挙げたのはこちら

長さ:330×660×22mm
重さ:1枚2.4kg

これを駐車場に敷いてみることにします。楽天では一枚税込み881円
これをタイヤの幅に余裕を持たせて、66センチ幅側を使い左右10枚ずつ使用します。


次回は作業工程を書いていこうと思います。

2018年12月5日水曜日

利用者様が電動ベッドに寝てくれない理由

 時々は介護の話も書かないといけないかなと思っております。

 こんにちは森崎です。

 私は治療業と共にケアマネージャーとしても活動しています。その関係上インフォーマルな対応として、様々な相談を受けることも多いのですがその中で割と未解決なままになりがちなのが

「導入した福祉用具が利用されない」


という問題です。

 そもそも福祉用具って介護保険レンタル対応のものや買い取り、または自費レンタルといろいろあるので、ちょっと現役のケアマネージャーでも種類を把握しきれない部分が多いのですが、なかでも今回は「電動ベッドを使ってくれない」についてです。

 電動ベッドが導入される理由にはいくつかありますが主に

1、ご本人の寝起きが布団ではつらい

2、現行の寝床では家族やヘルパーの介護が厳しい

3、身体機能向上のためのリハビリに使用

で導入されることが多いかなと思います。

 ただ実際導入したけど使ってくれないという事例も多いです。

ここからは私の憶測が多く含まれているのですが 
6年ほど現場でいろいろアセスメントしたりモニタリングしたりした結果大体こんな感じなのかなと思います。

1、電動ベッドを使うことにそもそも不安が大きい

生き物は割と寝床を変えたくないものです。人間もそうです。退院直後でベッド導入と在宅生活が同時ならまだしも今まで寝ていた環境から突然ベッドにと言われてもなかなか移行できない方も多いでしょう。

2、寝室ごと移動してしまったため、孤立感が強くなった

川崎周辺と御殿場を行ったり来たりしながら仕事しているとよく遭遇するのですが、川崎や横浜はベッド導入と寝室の移動が行われることは少ないです。
端的に言えば、家が狭かったり部屋がそこしか使えなかったりで布団とベッドを交換というのが多いです。

これが広い家ですと少し事情が異なり、寝室ごと移動というパターンが多くなります。

また、これも多いケースですがなぜか要介護者が居間やリビングに寝るようになり(理由は様々ですが)、ご家族が寝室に移動させたい等がベッド導入の理由の一つになっている場合です。

このパターンだと「ベッドが嫌だ」「部屋が嫌だ」という理由よりも「居間にいたい」「介護者のそばにいたい」という理由の方が大きいのではないかと思います。

問題提起だけして終わってしまう形ですが、ベッド導入の際の可能性の一つとして参考になればと思います。

2018年11月4日日曜日

有償ボランティアについての資料集めとメモ書き 2

 ボランティア団体を運営するにあたって考えておきたいと私が考えるのは大きく以下の形

A 広告性

1,ここにボランティアをできる人間がいるということを市民に伝えられるか

2,ボランティアを求めている人間がどこに相談すればいいのか

B ボランティアを行ったり組織的に統括したりする場合は以下も考える必要があると思います。

1,ボランティアを行う人間の倫理観は正常で社会通例と照らし合わせて常識的か

2,ボランティアに使う作業、能力は既存の職業職能を脅かさないか

3,有償であった場合税法や労働基準法その他の法律関係をカバーできているのか

実際にNPO等で有償ボランティア活動している方に聞きたい項目でもあります。

有償ボランティアについての資料集めとメモ書き 1

 ついにというか御殿場市社会福祉協議会でも有償ボランティアについての制度が始まるようです。

 とりあえず今は制度を始めるための制度作りのようですが、私も参加します。

かたみにたすく駿河

このようなボランティア団体も作ってしまいましたし。

というわけで、私達の団体の事も考えて

ボランティア団体の運営と有償ボランティアの位置づけとをまとめていきたいと思います。

2018年6月16日土曜日

ターミナルケア加算と同意書について

 ターミナルケアプランニングに対する加算が始まりました。

今まで、なし崩し的にターミナルケアへ突入していたプランニングに加算がつくようになりました。

今回はあちこち調べても分からなかったので

『うちの事業所ではこうした』

というものを書いていきます。

1、契約書をターミナルケア加算について記載したものに差し替えた。

原則的にケアプランは利用者と事業所を擁する営利法人との契約に基づき作成され行われます。(難しく書くと)

なので、うちの事業所は役所にターミナルケアプランニングを行うことを申請して受理されたので契約書にもそのサービスがあることを明記しました。

2、改めてターミナルケアプランを行うことの同意書を作成した。

これは少し複雑で感情的な話が入ってくるのですが、まずあらたにターミナルケアプランニングを行うには都道府県または政令指定都市の条文に

「利用者とその家族の同意を以って」

と、明文化されています。つまり契約書だけではターミナルケアをやっていますよ。というアナウンスにしかならないわけで

改めて終末医療への同意をいただかなければなりません。

そこで契約書とは別に同意書を用意することにしました。

また、これにはもう一つとても重要な意味があります。

それは、

「必ずしも利用者が自身の病状を理解しているとは限らない」

からです。

認知機能的な話で理解していないかもしれないし、宣告を受けていない場合もあります。そのような状態でも来たるべき時に備える必要があります。その場合は当然同意は代理である家族か後見人が行うことになりますがいずれにしても非常に繊細な問題になってきます。

それと内容が前後してしまいますが、契約書を交わした時点ではターミナルに関わっていなくても何年も関わっていくうちに必要になるケースもあります。
そのためにも契約書とは別に

必要になった時に改めて同意をいただくためのツールとして別に用意しました。

3、ターミナルケアプランニングセットを用意した。

これは私たちの事業所でも今後シェイプアップされていく項目です。
今のところは

同意書
24時間対応マニュアル
緊急連絡先と緊急連絡の順番(結構緊急時混乱するので)
になりますが

ちょっと特殊なパターンとしてここに軽度者の福祉用具適用理由書を入れてあります。
これは経験上なのですが

身体状況が急激に変化することもあるので、準備だけでも主治医と相談しておかないと支援のクオリティが落ちてしまうことが多いからです。
この理由書に関しては別記事で改めて説明しようと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立てば幸いです。

2018年6月13日水曜日

蚊のいなくなるスプレーとリスク

 前回「蚊のいなくなるスプレーの屋外使用」をちらっと書いたのですが

 今回これをもう少し詳しく書きます。

 すでに多くのサイトでその危険性が書かれていますのですこし違った切り口で書いていきます。

 まず、このスプレーの有効成分ですが

 ピレスロイドという成分です。

 キンチョーのサイトへ行くと非常に詳しく書いてありますが、安全だという主張を強く全面に出しているのでリスクについて書いていきます。

 健康被害としては主にアレルギー症状のようです。

 紅斑、皮膚炎、丘疹、掻痒などの皮膚症状、気管支喘息、傾眠、血管運動神経性鼻炎、アナフィラキシー様反応、口唇のしびれ感、吐き気、下痢、耳鳴り、頭痛、情動不安、協調運動障害、間代性痙攣、知覚麻痺、衰弱など神経症状が現れることがある。重篤な場合は中枢性の呼吸停止により死に至る場合がある。

以上ウィキペディアから抜粋

ただこれはあくまでアレルギー症状なので同様に蚊に刺された場合のアレルギー症状を下に記載します。

蚊刺過敏症 通称「蚊アレルギー」

一般的な赤み 腫れ かゆみ だけでなく

水泡(みずぶくれ)、
血泡(ちまめのようなもの)
壊死・潰瘍(皮膚がただれ、じくじくし、へこむ)
ひどくなると発熱 リンパの腫れ 下痢などが見られることもあります。

蚊の唾液腺だけでなく、EBウイルス(ヘルペスの一種)に常時感染していると起きやすくなります。

蚊に過敏性を持つ人はこちらのほうが恐怖でしょうね。

 ところで、最近の若い人だと「等価交換」や「リスクとリターン」や「安全マージン」という言葉が浸透していて

「多少のリスクがあっても利益が上回るようであれば採択する」
という考え方に慣れている方が多いようです。

というわけで、その観点から次のような考え方を提案します。

デング熱で重症になるのが良いか、ピレスロイド系殺虫剤を使って健康被害のリスクを追うのがいいか

蚊がうるさくて睡眠の質が落ちる方を取るか、薬品を使わず虫が身近な生活を取るか

以前に書いた「安全」と「安心」はかならずしも同時に確保できるものではない。という話と同じですが

しっかりと利益と損害を考えて使うことを決めましょう。という考え方です。


余談ですが
私は家の中ではこのスプレーをめったに使いません。なぜなら

壁の蚊は「家蜘蛛」が食べてる

網戸を右側にしておけば蚊は侵入しない
ミントスプレーをかけてから家の中に入れば蚊はついてこない

これでほとんどの蚊は防げます。一番目の蜘蛛が耐えられない方が多そうですが。

2018年6月12日火曜日

マコモダケ ヤブ蚊対策にメダカを投入

 こんにちは、マコモダケ育てています。

 さて、マコモダケは水田のように育てるので蚊が寄ってきます。ただでさえ近隣ではかなりの土が残っている庭なので蚊が集まりやすい上に池のようなものまで作っては近所迷惑です。

 そこで


黒メダカ一匹63円です。


エビも買ってみました。



結果ですがミナミヌマエビは即座に行方不明に

黒メダカは二日後に一匹死にましたが、9匹は一週間後も元気で卵を生み始めました。

肝心のヤブ蚊は全くいなくなりました。

ただ、ヤブ蚊0に最も貢献したのは
これです。
屋内用なのですが、小屋の中やウッドデッキの床下、その他蚊の居そうな暗がりにワンプッシュするだけでいなくなります。

 おそらく死んでいるのでしょうが……。メダカの水槽に入らないように注意しつつ使いました。

農作業時の負担軽減に有効かもしれません。



2018年6月4日月曜日

WINDOWS10のパスワード省略

 はじめに、これは私自身の備忘録とともに同じ状況の方に少しでも役に立てばと思って書いております。

使っているPC

ドスパラ レイトリックタブ 

まず、ウインドウズマークを長押しします。

そうすると指を離したときに色々文字が出ますのでだーっと眺めてもらって

「検索(S)」を押します。

下の方にここに入力して検索と書いてある窓が出ますので

netplwiz

と入力してコマンドを実行を選択します。

そうするとユーザーアカウント画面が出ますので

パスワードを省略したい人を選択します。

選択すると

□ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要(E)

の□がチェック入になっていると思いますので、チェックを外します。

適用を押すと

パスワード入力画面が出ますのでユーザー名に省略したいユーザーのアカウントを入力して

パスワードと確認用にそれぞれパスワードを入力して適用します。


2018年5月28日月曜日

マコモダケの成長具合

こんにちは 森﨑です。

マコモダケが成長してきました。写真のコンテナにはカエルが一匹住んでいて

毎晩鳴いています。移動はしないようですね。

だいぶん大きくなってきましたが、最終的に2.5Mほどになるようです。昔は神棚のしめ縄?はこれで作っていたようです。
今は輸入品がほとんどだそうです。私の家の神棚は妻の実家の稲藁を編んで作成しております。


キュウリも収穫できるようになりました。地元のお客さんに教わりながら育てています。


こちらも食べ始めています。
夜はナメクジ、昼はアブラムシとの戦いです。


オダマキ。今の場所に引っ越して、三年目にやっと咲きました。3株とも違う色だったのはちょっとおどきました。

このオダマキですが、非常に多くの種類があるようで「増えやすい」「弱い」という差も大きいようです。

これはお客さんから種ができたら交換しようと言われております。こういった交流があるのもうれしいですね。

2018年5月23日水曜日

安心 安全 というフレーズについて。

 こんにちは

 前回の記事とは打って変わって、介護系の話です。ですがこれは単なる読み物です。

 あーそういう考え方もあるのね程度で。

 私は16年前にケアマネの資格を取得しました。介護保険の法律は6年ごとに大きく変わるのですが、ケアプランの立て方もその6年おきにガラッと方針が変わります。

 介護や介護保険というジャンルがいまだに模索中だということの証左かと思います。

 まあ、そんな歴史っぽい話は置いておいて今回は

「安心」と「安全」というよく介護職の人間が使う言葉についてぶっとんだ考察をします。

 安心安全ってワンセットでプランテーマになるのですが、あんまり突っ込んで考える人見ないです。
 年度によっては安心安全というフレーズを安易に使用しないようにっていうおかしな通達も出たくらいです。

 なんかもう、プランに困ったら書いとけ的な使われ方をしていた時期があったせいですね。

 言葉としてぼけてしまう理由をちょっと考えてみたのですが、明らかなことが一つあります。

 「誰に対しての」 「安心」 で 「安全」なのかが明確になっていないことが多い。 

これです。反語にするとわかりやすいのですが

「安心」→不安のない状態

「安全」→危険のない状態

になります。

こうすると介護や支援が必要な人にとってもっとも重要で、ケアマネにとってはほぼ実現が不可能な事であるのがわかると思います。もうね

「あ、これ無理じゃね?」

ってこの言葉をプランに入れた瞬間に感じるくらいじゃないといけないんじゃないかと思います。

 さらに、これは「安全」を例にとったほうがわかりやすいんですが

 酒が大好きでたまらなくて、それが要介護の原因になった方が居るとします。

 この人にとっての安全は「飲酒を管理することで命の危険を下げる」ことですね。

 でも、そうすると確実にこの「人の心は安らげない」

ほら、もう矛盾してる。

いままでケアプランは安心安全とか、利用者本位とか利用者のやりたいことを優先してとかいろいろ言われてきましたが

敬愛する山口県の某准教授の言葉を借りると

「テキストがポンコツ」

 余談ですが安心安全っていう部分だけでもすぐに崩れてしまう矛盾でできているので、福祉系の大学出た人の中に数か月でやめてしまう人が出るんじゃないかと思ってます。

 ここ最近はこれでも、メタメッセージを感じ取るようにしようとか、利用者本人の課題とともにストレングス(残されている能力)を生かそうとかそういう風になってきています。

が、今度は難しくなりすぎて専門性が増してしまっています。

 これから単純なケアプランはAIが立てるようにする計画のようですが、数百万人の高齢者が歩んできた人生の到達点に無数の個々が求める安全 安心と生活の価値観があります。

 AIも「ザラキを連発しない」くらいには賢くなっているようですが、果たしてカバーできるのか?

 見ものです。

2018年5月21日月曜日

マコモダケを育て始める。

 こんにちは、森﨑総合療術院の森崎です。

 今回からこちらの方に私が御殿場に来てから地域の農家の方々に教わりながら育て来たいろいろな物の記事を書いていこうと思います。

 よろしくおねがいします。

 第一弾はマコモダケです。

 マコモダケは御殿場市の東部に位置する二子という住所のあたりで盛んに栽培されているようです。

 妻の親戚から苗をいただいたのですが育て方はノーヒントだったので、ネットで調べながら独自にやっていこうと思います。


というわけで、妻の実家から田んぼの余った泥をいただき、カインズで灯油ポリタンク用のコンテナを購入し、写真のように植えてみました。

 本当によくわかりませんでしたので、バケツに入っているような苗でいただいたマコモダケを解体して、コンテナに植えました。

 
2週間後のマコモダケがこのような状態です。うまく根付いてくれたようです。


バケツに入れたマコモダケも同様の成長具合。こちらは田んぼの泥を使っていないので、これからどうなるかが楽しみです。


2018年4月25日水曜日

チック症についての治療手段

 私の治療院では主にチック症に対しては遊戯療法や認知行動療法を行うようにしています。
 ただ、普通にやっていてはチックの行動修正をやっているうちに、次のチック症状に移ってしまい振り出しに戻ってしまうので、


 具体的には

 周囲から見て不快と判断されやすい行動がチックとして出ている場合には、それを別の癖と置き換える方法を取ります。

 さらに具体的には
唇をなめ続ける、ストレスが続くとよだれが止まらないなら

唇を指でなぜる(軽く!) から
最終的に 指をこすり合わせる

に変化させていきます。

 あくまでその子の特性や精神状態 やフェーズ(どのような行動傾向か)で都度検討していきます。

 大切なことは誰しも、ストレスのサインというものは持っているので要はそれが周囲に影響を与えれば「問題行動」として扱われてしまうし、目立たなければ「癖」で済まされます。

 置き換えることを最優先に考えるのはいわゆる認知症や 中心症状・周辺症状と同一の考え方ですが日常生活や社会参加を第一に考えた場合すばやく適応させ自立させることが重要になるからです。

 遊戯療法はより単純で、集中していると問題行動が出にくくなるという点から多くの場合、治療方法として採用されています。

 ただし、この場合どうしても時間的余裕の無さからゲーム機などを与えてしまいそうになりますが、極力相手が存在するゲームを使うことで

集中力
交渉能力 
自他の比較力 
情報収集能力と分析力

を鍛えていく目的があるからです。

 これもまた、対象の子(大人でも)の特性や傾向を考えて複数のゲームを選んでいきます。

 

2018年4月12日木曜日

指のぽきぽき音にまた一つ研究結果がでたようです。

こんにちは森崎です。

 2018年3月30日の発表なのですが、何かというと

「指の関節のポキッっていう音は、気泡の破裂音だった!」

という話。

 何の話!?っていう方もいらっしゃるかと思うので下にまとめますと

これまでの研究結果
1、すべての関節が鳴るわけではない
2、一度ならしたら20分は再び鳴らせない

今回わかった新しい研究結果
1、ポキッという音は手の関節液の微小な気泡が崩壊する音だった。
2、ポキッという音は関節液の中の気泡一個分でもあの音がする。
3、2015年に発表された気泡が発生する際に音がするのではなく、割れるときに音がするということが分かった。


「だからそれがわかったからって言って何が変わるの?」

はい、これですよね。

治療家っぽい話をすると次のようになります。

1、ポキッていう音は関節がこすれ合ってなっているわけではないので、やりすぎたからと言って炎症が起きるわけではないということ。

2、同様に今のところ指が太くなる原因にはなっていないということ

3、指に関する研究結果だが、構造的に同一のその他の関節にも同じことが言えること

これです。鳴らしても特に問題はないよっていう話です。

ここからは、治療家として柔道整復師としての話になります。わかりやすく書くように努力します。

 ポキッ音がなるためには次のプロセスが必要なことが分かっています。

1、関節同士の間隔が開いて関節の中の圧力が急激に下がる。

2、圧力が下がることによって中に気泡が発生する(主に二酸化炭素)

3、圧力が戻ることによって、気泡が収縮して崩壊する。


 関節は曲げ伸ばししたり、ジャンプしたり着地したりすることで中の圧力が変わります。
 関節の中は密閉空間なので圧力が変化すれば中の水分が気体に変わります。

 でもそのすぐ後に、また圧力がかかるので気体はすぐに液体に戻ろうとします。その時に「周波数」が発生して音が鳴るわけですね。

 で、いままでは

気体ができた時に音が鳴るのか!?

液体に戻るときに音が鳴るのか!?

ってところで2015年から研究が進んできたということです。

 ただ、医学的な部分から見ていくと音が鳴る原因にはたくさんの物があります。

関節の曲げ伸ばしで鳴る音(北斗の拳的な)

固くなった腱や筋肉が骨や関節を乗り越えるときになる音(肩甲骨とかで良く鳴りますね)    

筋肉や腱が断裂するときの音(すぐに治療が必要です)

骨が折れる音(すぐに治療が必要です)

今回の研究結果は、あくまでその中のあえて関節を鳴らした時の音に対する説明です。

この、「音」がもたらす治療効果というのもあるのですがそれはまた別の話で書きます。

2018年3月8日木曜日

特定事業所集中減算について、技術的問題の話

 集中減算の季節がやってきました。

 後期は確定申告と丸被りするのでマジ勘弁してほしいです。

 毎回資料を作成していて役所に意見陳情をするのですが

 27年は川崎市役所からダウンロードできる資料に仕込んである関数が間違っていました。手書き対応からの過渡期だったので仕方ないですね。

 その後、PC上で入力できるように整ってきたのですが.xlsxや.docxの拡張子の書類をしれっとアップロードするようになっています。

 これは2007年以降のMicrosoftoffice用の拡張子なのですが、2003年以前の古いバージョンのオフィスソフトを使用していたり、openoffice等のフリーソフトを使っているとうまく開けません。

 ただ、専門の技術者を雇っているようには見えないので市役所にそこまで求めるのも酷かなと思いますので、古いソフトを使っている場合の対処方法です。

 なぜか29年後期用のxlsxはopenofficeでもちゃんと開けなかったので(去年はできた)

 互換パック
まず↑を踏んで互換パックをインストール

 次いで
2007年セキュリティパッチ
↑もダウンロードしてインストールします。


















役所からダウンロードした書類を右クリックすると↑の写真のようになるので
まいくろそふとopenXMLコンバーターで開きます。

その後出てきた書類を名前を付けて保存してください。

この方法は今年の春までしか使えないので、川崎市役所に互換ファイルで上げてくれるようお願いするか、潔く新しいオフィスを買うかですが

補足 openofficeで開いてから互換可能な状態で保存してもエクセルで編集できるようになります。

高い。と思ってしまいます……。

2018年2月19日月曜日

進学報告をいただきました。

 自分がやりたいことと接骨院という業態に大きなギャップを感じて、整体院というあやふやな感じ(一応、鍼灸治療院という形では保健所登録していますが)で始めて6年たちました。

 仕事の傍ら高齢者支援事業などに参画していますが、もう一つライフワーク的にやっている仕事が

「不登校児」や「引きこもり」「就労困難者」の支援です。

 昨日、相談者のご家族から進学の報告がありました。今受け持っている方では最後の報告でしたので一安心。

 不登校や引きこもり、またさまざまな理由で仕事が続かない方というのは現状の福祉制度では非常に取りこぼしが多くなります。

 近頃は高齢者やそのご家族に対するフォローも行政や公的機関では難しい部分が出てきています。

 私は難しい理由の一つに「多様化」があると思っていますが、高度経済成長期からバブル崩壊を経て、働き方の多様化を政府が認め改革を行おうとしている時代です。

 働き方が多様化するということは、そこにいたる筋道も当然多様化しているということです。

 多くの相談を受けてきて、確信しているのは

「前の時代の成功体験は、次の時代ではまったく参考にならない」

ということです。

 とはいっても、家族全員で出口がわからなくなっているケースもありますので、私の場合は一つ一つ状況を分析しているので、上のような確信とはまったく関係ない課題が見つかることも多いです。

「孫が働かない理由の根本原因が祖母の介護にあった」

そんなケースもありました。もう少し詳しく書くと

「そもそも、孫に祖母の世話をさせてた事実を家族全員が忘れて働かない孫を責める家族」

ぐちゃぐちゃです。そもそも何が原因だったか誰も覚えていません。

 守秘義務とかあるので細かくはかけませんが、私のブログにはこの手の話が多いので

「なんだか、うちと似てるかも??」

って言う共感があれば幸いです。


2018年2月4日日曜日

高齢者のごみ屋敷問題

 また微妙なテーマを……。とお思いでしょうがここではいわゆる

「積極的にごみ収集をして迷惑行為に及ぶ」ごみ屋敷ではなく

体力の低下、理解力の低下による生活能力の低下が原因の「ごみ屋敷化」の話です。

 いまだ、医療や世間では身体機能や精神機能の低下による要支援化を重要視していますが、バリアフリー問題で語られるところの身体機能のバリアではなく、理解力や知的能力のバリアの結果起きるごみ屋敷問題もあります。

 実際わたしが関わったケースを例に出しますと

 妻に先立たれ日常ごみの捨て方がわからなくなり、さらに自炊もできずパック惣菜を購入するようになった結果大量のごみ処理に困り、近所の川に不法投棄を始めたケース

 体力がなくなり、ゴミ捨て場まで持っていくことができなくなり部屋にごみを積み上げるようになった結果、異臭騒ぎとなったケース

 軽度の認知により収集日の理解が低下し間違った日にごみを出したことで近隣住民に注意され、ごみを出しにいけなくなりごみ屋敷化したケース

こんなケースと関わりました。

 すべての人が能動的にごみを集めていったわけではなく

捨て方がわからなくなる

間違えたら怒られて、怖くなって捨てられなくなる(分別義務も同様)

体力問題で捨てることができなくなる

 社会性活自体に根本的なハードルの高さがありそのことが問題の根底にあるとわたしは考えています。

 これは個人の社会生活ではなく現代の日本の社会全体のハードルの高さです。

 ちょっと良くわからないと思いますので、具体例を挙げさせていただきますと

そもそも

銀行に通帳とはんこを持っていき窓口の人に要求を伝えれば適当にやってくれた時代

ごみの分別など関係なく、黒いゴミ袋に入れて出せば回収してくれた時代

自身が家にいないときに隣の人が届いた荷物を預かっていた時代

子供が泣いていても通報されない時代

 そんな時代に生きていた方々が急にマイナンバーで管理され、細かい新ルールを強制され、何をやっても怒られるんです。

 適応していくのは非常に困難なのではないかと思います。

 私がここに記事を書いたからといってじゃあ何が解決するのかというと解決しないのですが、今社会に適応している方々に

 今の社会のルールがそもそも理解できていない方々が居るという事実をひとかけらでも知ってもらえるのではないかなと、そんな話です。