2016年10月8日土曜日
メモ書きのような記事になってしまいますが
もしかしたら、思春期前後の発達障害を持つ保護者の方や雇用されている方に
考え方の一つとして参考になればと思います。
私自身の体験談からですが
農作業で汗をかいたのでシャワーを浴びようとしたところ妻から
「ついでにお風呂掃除もしておいて」
と言われました。
ところが、夕方になりお湯を張ろうとした妻から
「これちゃんと掃除した!?」
と注意されました。湯船を見ると確かに髪の毛やごみが浴槽の床に残ってしまっていました。
眼鏡をかけないで掃除をしたので全く見えなかったのです。
さて、一般的なみなさんでしたら????となるでしょう。これの失敗のキモはプロセスの割り込みです。
普段の私の風呂掃除
1、湯船の水を抜く
2、窓を開ける
3、はだしになって浴室浴槽を洗う
4、シャワーで、周囲を流す
終了です。
今回の私は
1、シャワーを浴びるために裸になる
2、シャワーを浴びた後、つ い で にお風呂を掃除する←指示通り
3、窓を開けないで掃除
4、シャワーで周囲を流す
何が足りないか?眼鏡をかけていなかったのです。結果的に何も見えない状態で浴槽を掃除しました。もちろんできていませんでした。
ハイ、そこ 眼鏡かければいいじゃんとか言わない。
お風呂掃除という一連のプロセスにシャワーを浴びつつついでにお風呂掃除という別のプロセスが加わったのです。
もう少しわかりやすく言うと
A:風呂の掃除
B:シャワー
C:シャワーを浴びるついでに風呂の掃除
これは全く別のプロセスになります。つまり、新しくC:シャワーを浴びるついでに、風呂の掃除
というルールを設けなければなりません。これが一般人が発達障害の方に悩む部分かと思います。
これを、頑として
B:シャワー を完了した後に服を着て準備をしてA:風呂の掃除として行うと、一般人からは
「ついでにやればいいのにコダワリが強いのが障害ね」と言われます。
あんまりコダワリではないのです。観察したうえでコダワリというカテゴリーにいれるなら明らかにコダワリなのですが、問題は
AとBとCは独立していて、AとBを同時に行うことはできないということです。
アドベンチャーゲームやチャート式の何かで言うと一方のルートを選んだらもういっぽうは選べない。
Aさんと結婚したら、Bさんと結婚はできない。こういうことです。
基本この部分にさえ気をつけておけば大体社会生活はできます。
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