2017年1月4日水曜日

男性の産後うつ

 一億総活躍や育児に参加する男性をイクメンと呼ぶようになり、男女の役割の違いがますます無くなりつつあります。

以前は女性に多い相談であった産後うつも男性の相談が産後うつ全体の2割になろうとしています(国立成育医療研究センターなどしらべ)

今回私がここに書きたい内容はやはり男性視点での予防の観点からです。


鬱になってからどうする?ではなくどんなことが鬱のリスクなのかという話。

基本的に「うつ」という症状の原因は

「自分はこうしたいけど、現状無理なのがわかっているから我慢しているけど、やっぱり我慢できないな……でも我慢してやらなきゃ……」

という心理状態です。すごく簡単に言った場合。



 私自身も現在極力育児に参加しては居ますが妻のようにはできません。無理です。


私の住むところは、「集落・町内会・組・班」という言葉が日常で出るくらいの場所なので男女の役割分担がはっきりしているため、目立つくらい男性が育児や家事に参加していると周囲の大人から以下のような発言を頂きます。

「旦那に仕事から子守までさせて、いい加減にしなさい」
「あんた自分の旦那に何させてんの!」

極端な例だと

「ご主人仕事ないのかい?」

これは地域的に「期待されている役割」「主観的常識概念の基準に沿った役割」というものが強く働くからです。

雑に言うと、うちの地域では「男は働き、女が家を守る」これが常識だからです。


つまり、男女がどうとか共同参画がどうとか言っても、どれだけ言っても

周囲に強く影響を受ける人間社会で生きていくには、

「ある程度周囲を見て合わせないと生きにくい」という話なだけです。周りに合わせる事自体がうつの原因になっている方の場合は別の方法で解決しなくてはいけませんが。

相談の一例ですが

家事や育児に完ぺきを求める妻が居た場合、当然収入についても夫と同レベルができなければおかしいですし

一極集中型の進化を遂げてきたオスという性別の存在に同時進行で色々やれっていうのも、相手の素養を見て頼むことが必要です。


妻のほうが仕事も家事も近所付き合いも完璧だったら、もうそれはなんというかそういう人と結婚してしまった自身を省みるしかありません。
そういう人がもし居たらの場合ですが、それは夫を必要とするのかどうか疑問ですが……。

あくまで男性目線の話なので、女性の方々には色々思うところもあるかと思いますが、

「仕事からかえって家でゴロゴロしてるから目につくのであって、そもそも仕事するふりして寄り道とかどう?」

「飲み代一回4000円よりも漫画喫茶3時間1000円のほうが経済的だし、目につかなくてすむし、家に漫画増やさなくてもいいし」

そういう考え方を提案します。実際やるかどうかは……。私の場合はしっかりバレてましたけど。

週六日仕事して日曜日も子守して、それくらい忙しかったらの場合ですが寄り道して少し遅く帰ってもいいと思います。

なぜなら、仕事と家庭で拘束され続けた夫がうつ病になってしまった場合「経済的なダメージが莫大になる」からです。そちらのほうが家庭崩壊の原因です。

あくまで男性目線ですが、夫を追い詰めて経済破綻させるのがいいか、長い目で見て生かさず殺さずでいくのがいいかの問題です。

これがリスク管理かと思います。乱暴ですが。

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