腱鞘炎と言われているものについていくつか
腱鞘炎とは腱鞘と呼ばれる場所に炎症が起きるものです。
したがって腱鞘のない場所におきるものは腱鞘炎ではありません。
代表的な腱鞘炎は手のひらの中指と薬指の付け根の部分から手のひら側に炎症が起きます。
「ばね指」を起こす方も多いので良く知られているのではないでしょうか。
持続的なものとして手首が痛かったり維持の外側や内側が痛かったりするものは厳密には腱鞘炎ではなく、
手首では
手首では
手根管症候群、ギュオン管症候群 ひどいものですとTFCC損傷(さんかくせんいなんこつふくごうたいそんしょう)が考えられます。
肘ですと外側上顆炎(テニス肘) 内側上顆炎(野球肘) 輪状靭帯損傷等が考えられます。
一部のケガに起因するものを除き手首や肘の炎症や痛みは、継続作業に耐えられなかったためにおきるモノ
「オーバーユーズ」が原因です。オーバーユーズというとかっこいいですが単純に使いすぎです。
そして使いすぎたなら休むかそこを使わないように作業をすることが大切なのですが、特定作業で使うしかない状況であったり、全体的な筋力が低下して痛みが出てしまうものが殆どなので治りにくく厄介です。
予防方法や解決方法は多くの場合単純で、しかしながら目を背けたい事実です。
フライパンをあおる筋力がなくなってしまった。
荷物を持ち上げる背筋力がなくなってしまった。
年齢の増加により全身の筋力が低下した。
全部筋力です。もうしわけありません。
つまり痛くなかったころの体力まで上げていかなければならないということになります。筋トレや運動をするだけです。単純だけど難しい。
ただ、これをほっておくと
痛いからかばう、
かばいながら仕事する。
かばった場所が痛くなる。
体型が変わってくる(猫背・O脚等)
と、だんだん因果関係が複雑化してきてよけいに治らなくなってきます。
痛くてもかばわないで使い続ける精神力を持つ人は殆どいません。
また、かばわない、痛み止めを使うと言う選択をしてしまうと、元々痛かった場所はどんどん悪化していきます。
どこかで流れを変える必要があるわけです。
そのための指導・リハビリのほうが現代は大切になっていると思います。
身体を正しく使って長持ちさせることが大切です。
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