2018年6月13日水曜日

蚊のいなくなるスプレーとリスク

 前回「蚊のいなくなるスプレーの屋外使用」をちらっと書いたのですが

 今回これをもう少し詳しく書きます。

 すでに多くのサイトでその危険性が書かれていますのですこし違った切り口で書いていきます。

 まず、このスプレーの有効成分ですが

 ピレスロイドという成分です。

 キンチョーのサイトへ行くと非常に詳しく書いてありますが、安全だという主張を強く全面に出しているのでリスクについて書いていきます。

 健康被害としては主にアレルギー症状のようです。

 紅斑、皮膚炎、丘疹、掻痒などの皮膚症状、気管支喘息、傾眠、血管運動神経性鼻炎、アナフィラキシー様反応、口唇のしびれ感、吐き気、下痢、耳鳴り、頭痛、情動不安、協調運動障害、間代性痙攣、知覚麻痺、衰弱など神経症状が現れることがある。重篤な場合は中枢性の呼吸停止により死に至る場合がある。

以上ウィキペディアから抜粋

ただこれはあくまでアレルギー症状なので同様に蚊に刺された場合のアレルギー症状を下に記載します。

蚊刺過敏症 通称「蚊アレルギー」

一般的な赤み 腫れ かゆみ だけでなく

水泡(みずぶくれ)、
血泡(ちまめのようなもの)
壊死・潰瘍(皮膚がただれ、じくじくし、へこむ)
ひどくなると発熱 リンパの腫れ 下痢などが見られることもあります。

蚊の唾液腺だけでなく、EBウイルス(ヘルペスの一種)に常時感染していると起きやすくなります。

蚊に過敏性を持つ人はこちらのほうが恐怖でしょうね。

 ところで、最近の若い人だと「等価交換」や「リスクとリターン」や「安全マージン」という言葉が浸透していて

「多少のリスクがあっても利益が上回るようであれば採択する」
という考え方に慣れている方が多いようです。

というわけで、その観点から次のような考え方を提案します。

デング熱で重症になるのが良いか、ピレスロイド系殺虫剤を使って健康被害のリスクを追うのがいいか

蚊がうるさくて睡眠の質が落ちる方を取るか、薬品を使わず虫が身近な生活を取るか

以前に書いた「安全」と「安心」はかならずしも同時に確保できるものではない。という話と同じですが

しっかりと利益と損害を考えて使うことを決めましょう。という考え方です。


余談ですが
私は家の中ではこのスプレーをめったに使いません。なぜなら

壁の蚊は「家蜘蛛」が食べてる

網戸を右側にしておけば蚊は侵入しない
ミントスプレーをかけてから家の中に入れば蚊はついてこない

これでほとんどの蚊は防げます。一番目の蜘蛛が耐えられない方が多そうですが。

0 件のコメント:

コメントを投稿