こんにちは、前回ヘアーグラスの定植を試みたのですがそれよりなにより前景草が結構痛んでいたんですね。
監修のS先生に聞いたところCO2要求が強い植物なのでもっと早く溶けると思っていたとのこと。なんてこと
治療室にいらしていたけるお客様からも好評なアクアリウムなので枯らすわけにはいかないと今回からCO2添加を目指してやっていきたいと思います。
実際に着手する前に、予習です。
1 CO2は基本毒。(入れすぎると酸欠でエビとか魚が死ぬらしい)
2 植物も光合成中はCO2を吸って酸素を出すが、夜は酸素を吸ってCO2を出して成長している。(なので夜はより酸欠になりやすい)
3 CO2添加方式にはいくつか方法がある
4 自作するとものによっては爆発する(圧力で)
私の場合治療室の待合部分に設置している水槽なので「自作化学式」を選びました。
こういうのです。
家にあるもので
安全に
CO2を添加したい
という視点で考えると化学式になりました。ほかの作り方やメリットデメリットにおいては素晴らしいブログがたくさんありますのでそちらを見ていただくとして、ここでは分子量計算による化学式添加装置の説明をします。
基本の道具はどこかで書かれていたものをパクっています。すみません
材料
500mlの炭酸ペットボトル
逆流防止弁(ダイソーのものを使用しました)
エアレーション用のチューブ(これもダイソー)
ボンド(防水用)
キリやドライバー(穴あけ用)
エアストーン(これもダイソー)
作成手順
最初は極省のマイナスドライバーを使い
少しずつ大きめの+ドライバーで開けると楽です。
このブログでは爆発させたくないので、計算してCO2発生させます。
あとはこれを500mlの炭酸ペットボトルにつければ完成です。
実際の運用
先に動画を上げておきます。これはちょっと妻が調子に乗って振ってしまったので反応が激しくなってしまっていますが、
振らないでください。お願いします。本当に振らないでください。
さて、中に入れるクエン酸と重曹の量ですが、その前に
なんでこれでCO2が出るの?っていうのとどれくらいのCO2が出るの?っていう話。
クエン酸はHOOC-CH²-COH-COOH-CH²COOH 分子量192.1
重曹は炭酸ナトリウムでNaHCO³ 分子量84.01
CO2を3個作るには クエン酸1個と重曹が3個必要です。
なんのこっちゃって話になりますが、molとかの話になるのでここでは錬金術師っぽく生産系オンラインゲームっぽく考えてください。最低原料で作成しても生産物がたくさんできてしまうあれです。
はいモル質量とか書いてしまいますが、正直読み飛ばしてしまって構いません
必要な数字
今回はクエン酸が1mol 重曹が3molの割合で1のCO2が発生する(全部反応した時)
のでわかりやすくクエン酸のほうを基準にします。
標準気体でのCO2 1molは22.4リットル
実際はこんなに厳密には出ません。大体1リットルのCO2を作りたいなーくらいの計算ですので。
クエン酸1molと重曹3molを完全に反応させると22.4×3molのCO2が発生すると仮定して
71.04リットルのCO2がでます。こんなにいらない
1リットルだけでいいので74分の1でいいことになります。
クエン酸は191.1÷74で2.58g
重曹は84.01×3÷74で3.40g
こんな感じ。(いい加減)
というわけで発生させてみます。
youtubeの説明文間違ってるので念のため。
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